iPhoneの生体認証とは?いつからTouchボタンは無くなった?
iPhoneには、生体認証と呼ばれる方法で画面のロックを解除することができます。
この生体認証を使えば、パスワードを一回一回入力しないでもロックを解除することができるためとても便利です!
今回はそんなiPhoneで採用されている生体認証について詳しく解説いたします!
iPhoneの機種変更を考えている方や、AndroidからiPhoneへの乗り換えを考えている方必見です♪
★この記事で分かること
- iPhoneに採用されている生体認証の種類
- Touch IDとFace IDのそれぞれの特徴
- 生体認証の便利な使い方
iPhoneに採用されている生体認証の種類
現在販売されているiPhoneに採用されている生体認証は『Touch ID』と『Face ID』の2種類があります。
Face IDは現在のラインナップではiPhone 12シリーズ、11シリーズ、iPhone XRで採用されており、Touch IDはiPhone SE(第二世代)に採用されています。
基本的には、iPhone8以前はTouch IDが採用されており、iPhoneXシリーズ以降はTace IDが採用されております。
それではそれぞれの機能や特徴について解説していきます。
Touch ID
iPhoneのTouch IDはホームボタンで指紋認証を行うタイプの生体認証システムです。
2013年に発売されたiPhone 5sに初めて搭載され、iPhone 8シリーズまで、Touch IDが基本的な生体認証として普及しておりました。
iPhoneXシリーズ以降Face IDが採用されることが多かったですが、2020年5月に発売したiPhoneSE(第2世代)では、再びTouch IDが採用され話題となりました。
Face ID
2017年11月に発売されたiPhone Xに初めて搭載された顔認証方式の生体認証システムです。
赤外線センサーにより顔の3D情報を読み取ってロック解除やブラウザ上のパスワード入力などがFace IDで行えます。
Face IDの精度は秀逸で、他人がロックを解除できる可能性は100万分の1程度と言われています。
再起動後や最後の操作から48時間以上経過した場合はパスワード入力でのロック解除が必要になるので、万が一失くしてしまった場合でも安心ですね。
それぞれのメリットとデメリットについて
Touch IDとFace IDではそれぞれ指紋認証、顔認証でロック解除やパスワード管理を行っています。
Touch IDとFace ID、認証方法の違いについては一目瞭然ですよね。
ここからはそれぞれのメリットとデメリットについてご紹介します!
Touch IDのメリット
Touch IDは指紋認証タイプの生体認証システムなので、一番のメリットは指先でiPhoneのロック解除が行える点です。
新型コロナウィルスの影響でマスクをつけることが当たり前になった現在では指紋認証のTouch IDのほうが便利という声も多いです。
また、右手と左手両方の指紋を登録することができるので、左右どちらの手でもロック解除できる点が便利です。
片方の手が汚れていたり、荷物で埋まっている場合でも反対の手で操作可能なので、様々な状況に対応可能な点がメリットと言えます。
Touch IDのデメリット
指紋認証を行うTouch IDは手袋などをしていると反応してくれないというデメリットがあります。
冬場などは手袋をする機会も多いので、ロック解除の際に手袋のつけ外しが面倒との声もあります。
Face IDのメリット
iPhone Xから搭載された顔認証システムのFace ID。
こちらのメリットは手を触れずにiPhoneのロック解除を行える点です。
料理中で指先が汚れていたり、手が濡れている状況でもiPhoneのロック解除が可能なので、このような状況下ではFace IDのほうが便利に感じるようです。
また、iPhoneを傾けるだけで顔認証システムを起動するように設定も可能なので、持ち上げてからロック解除までのスピードが速い点もFace IDのメリットと言えます。
Face IDのデメリット
Face IDのデメリットとしてはマスクを着けていると認証してくれない点が挙げられます。
外出先ではマスクを着けることが当たり前になった今、ロック解除のたびにマスクの付け外しがある点は不便と感じる方が多いようです。
また、Face IDはロック画面で解除を行ったあと、上部にスワイプしないとホーム画面へいけないので、2アクションが必要になります。
これもやや面倒に感じるポイントと言えます。
iPhoneの生体認証でできること
iPhoneの生体認証ではロック画面の解除以外にも様々な場面で活用できる便利な機能があります。
まずは、アプリやブラウザでパスワードを入力する際に、生体認証を行うことで自動で入力をする機能があるため非常に便利です。
ブラウザはSafariだけでなく、Googleクロームにも対応しているので、幅広いユーザーが利用可能です。
更に、Apple Payでの支払いの際にも生体認証を使用することが可能です。生体認証を使用することで、パスワードの入力を省略することができ、素早く支払いを行うことができます。
iPhoneの生体認証の便利な使い方
iPhoneにTouch IDやFace IDを登録しておくと、様々な場面で便利な使い方ができます。
ここからは生体認証の便利な使い方についてご紹介します。
ブラウザのパスワード入力
上記で紹介しましたが、ブラウザでのパスワードの自動入力機能はとても重宝しています。
あらかじめログインパスワードをブラウザに記憶させておくことで、再ログイン時に生体認証でのログインが可能になります。
普段使うウェブサイトのパスワードはメモ帳などに保存していますが、ログインのたびに確認するのも手間なので、Face IDや Touch IDで入力を省略できるのは非常に便利な機能です。
Apple Payでの支払い
Suicaなどを Apple Payで使用する際に、パスワード入力を求められることがありますが、こちらもiPhoneの生体認証でパスワード入力を省略することが可能です。
コンビニや電車に乗車する際などはスムーズに行えないと大変ストレスに感じる場面ですので、生体認証で素早く処理できるのはとても便利です。
App Storeでのパスワード入力
App Storeでアプリをダウンロードする際、Apple IDのパスワード入力を求められますが、こちらもiPhoneの生体認証でパスワード入力を省略することが可能です。
ダウンロードごとに入力を求められるので、アプリを沢山インストールする方にとってTouch IDや Face IDでスムーズに行える点は非常に重宝します。
iPhoneの生体認証についてのまとめ
今回はiPhoneに採用されている生体認証のTouch IDとFace IDについて解説いたしました。
簡単にTouch IDとFace IDのメリットとデメリットを振り返りましょう。
Touch IDのメリット
・指先で簡単にロックが解除できる
Touch IDのデメリット
・指先が濡れている/汚れていると反応しない
・手袋をしていると使用できない
FaceIDのメリット
・手を触れずに解除できる
FaceIDのデメリット
・マスクをしていると反応しない
・ロック解除後、ホーム画面に移るまでに操作が必要
Touch IDとFace IDにそれぞれ得意な点、苦手な点がありますので、iPhoneの機種変更を考えている方や、AndroidからiPhoneに乗り換えようと考えている方は、是非生体認証についても参考にしてみてください。